アメリカ地球物理学連合(AGU)2008秋季大会
2008年12月にサンフランシスコで開催された、アメリカ地球物理学連合(AGU)2008秋季大会に参加してきました。
小杉先生含む一部のメンバーはAGUに先立って、 オレゴン州立大学の研究室と研究林を見学させていただきました。
そこから順を追って紹介したいと思います。

USGSの有名な研究林「H.J.Andrews Experimental Forest」です。とにかく広いです。
有名な看板の前で記念撮影しました。

オレゴンにて大変大変お世話になったS山さん。
ここもすべて運転&案内していただきました。

水文観測を見学させてもらいます。
広大な敷地に大量の設備がありますが、現在使用していないものも多いそうです。
山の中に入ってしまうと、やはり桐生や不動寺に似た感覚があります。

オレゴンはこの季節(12月)は雨季だそうで、きのこが量・種類とも豊富です。
冬にきのこが多いというのは日本では考えられないので、不思議な感じですね。
写真はアンズタケでしょうか。

こんなのもありました。土石流実験用の水路です。
かなりのアメリカンサイズで、迫力ある実験ができそうです。

オレゴン州立大学(OSU)の敷地内です。
Corvallisという町全体が敷地、という感じです。町はきれいで治安もよく、居心地のよい所でした。

オレゴン州立大学のJeff McDonnell先生のお宅にお呼ばれしました。
折りしもクリスマス前ということで、McDonnell研究室の皆さんとホームパーティーです。
写真中央がMcDonnell先生です。ダンディで気さくな方です。

所変わってサンフランシスコ、いよいよAGUが始まります。

初日の受付ロビー。私の知っている学会とはスケールがケタ違いでした。
世界中から16,000人が集まるというのは伊達ではありません…ゴクリ。

学会中は写真が撮れなかったので、良くも悪くもアメリカンな食事風景を載せておきます。
適応できるかは人によるようです。
ビールは種類も多くおいしいのですが。

五日間にわたる学会も最終日、いよいよ自分のポスター発表がやってきました。
先輩は慣れている方も多いですが、初の英語発表となる私や後輩Kは緊張のピークです。
とにかく始まったコアタイム。日本人にくらべ、何にでもどんどん突っ込んで質問してくる感じです。
逆に言えば初歩的な内容も多く、落ち着けば対処できるはず…!

思ったことを英語で表現できない。そんなときは身振り手振りでなんとかするしかありません。
何言ってるかわからない時もありますが、言葉ではなく心で伝わった…気がします。
慣れてくると結構楽しく、みんなコアタイムが終わってからも半日以上ポスターの前で発表を続けていました。
こういう場で発表するのは、何にも替えがたい経験ですね。

発表の後はフィッシャーマンズワーフで、ご褒美のカニが待っていました。