湿潤熱帯地域における持続可能な水資源開発のための流域管理
(日本学術振興会)の二国間交流事業として,筑波大学の田中正先生達と共に,インドネシア出かけたりインドネシアから研究者を招待したりして,学術交流を深めています。
インドネシアの首都ジャカルタでは,毎年のように洪水が発生しています。大きなものは1996,2002,2007年の洪水で,モンスーンの影響により2月に集中しています。近年被害が著しく拡大している原因として,上流の土地利用の変化(森林→農地→都市)が指摘されています。
ジャカルタに流れ込むCiliwung川の上流の教育試験林(Gunung Walat Educational Forest)で,調査研究をしています。この研究は,ボーゴール農科大学(IPB)と共同で行っています。
Gunung Walat Educational Forest
4つの村にまたがり,面積は350 ha。
1967年設立で,それ以前は農耕地利用されていた。自然植生の回復ではなく,有用樹種植栽,アグロフォレストリーなど,環境保全と村人の利益を両立できる森林管理を目指している。
森林の様子。ジャングルです・・・
試験林内では樹木の伐採が禁止されていますが,一歩外に出ると,木が全て伐採され,畑として利用されています。
試験林内の谷に堰を作り,流出水量や水質を計測します。その結果から,森林の洪水防止機能,水源涵養機能,水質浄化機能を評価します。
村人の経済を支えるため,試験林内では松ヤニ採取も行っています。
アグロフォレストリーを行っている林地での土壌調査。
キャッサバ畑の土壌侵食。
キャッサバ畑での土壌調査。
宿泊棟の様子。
宿泊棟での食事。
ドリアンなどの果物を売る屋台。
ボゴール植物園にて。