2017年ゼミ旅行
2017年のゼミ旅行は、福井県小浜市・若狭町へ行きました。京都から福井へ連なる花折断層沿いで起こった、地震・豪雨の影響による斜面崩壊の調査が目的です。
福井へ向かう国道367号線（鯖街道）沿いには、当研究室の葛川観測サイトがあります。
1662年に地震により「町居崩れ」という巨大な深層崩壊が起こった地域です。
普段現場に行かない学生も量水堰のデータ回収を体験しました。
続いて、福井県若狭町海士坂地区の崩壊地調査を行いました。
復旧工事が進み、斜面は白いアンカー工と型枠工で覆われています。
崩壊面には水平方向の排水ボーリングがたくさん掘られています。
孔ごとの排水量と水質を手分けして測りました。
頑張って崩壊面の頂部まで登り、地質調査用ボーリング孔の地下水位を観測しました。 ※暑そうですが晩秋です
崩壊地の下流にある砂防堰堤です。土砂でいっぱいになっています。
ここからは常神半島方面へ向かいます。
途中にあった魚センター(?)で餌やり体験中。水槽から水が溢れない不思議。
この日は小川漁港にて、いい感じの釣り宿に泊まりました。
新鮮すぎて透き通ったイカ刺が素晴らしい。
翌朝は早起きして、定置網の水揚げをを見学させて頂きました。
いろんな魚がいて楽しいです。たまに大物が転がっててびっくりします。
一部メンバーは夜釣り＆朝釣りしましたがほぼ釣果なし。
二日目は三方五湖そばの崩壊地を見学しました。
土石流先端部の流木の痕跡が分かりやすく残っています。
崩壊地を俯瞰できるよう三方五湖の展望台に上りました。
山は紅葉していました。
強風のなか、展望台で集合写真をパチリ。
小浜市で昼食をとり、ついでに渋い街並みを散策。
午後は小浜市郊外の崩壊地を見学しました。砂防ダムが建設されていました。
崩壊地近くの神宮寺というお寺に立ち寄ってから京都へ帰りました。
お疲れ様でした。