2018年ゼミ旅行

2018年のゼミ旅行は、奈良県の天川村・十津川村へ行きました。
2011年8月の台風豪雨で起こった深層崩壊の調査と見学が目的です。

この年は何かと多忙で後回しになり、参加者も少なめな感じに。

天ノ川
京都から車で4時間、天川村にやってきました。
この日はあいにくの雨模様でした。


坪内
この地区では斜面変形などから今後の深層崩壊発生が懸念されており、横向きボーリングによる排水工事が行われています。
当研究室も以前に排水流量の計測に携わっていました。


集水井に驚愕
こちらは集水井で、直径3.5m 深さ20mの巨大な穴です。怖くて覗けません。
これが斜面に何ヵ所もあり、地下水位の低減に貢献しています。


ボーリングに苦戦
斜面中部にあるボーリング孔の水位データを回収しました。
水位計のひもが切れていたので引き上げに四苦八苦。


弁財天
斜面の近くには有名な天河大弁財天社があります。
音楽の神様ですね。


栃尾
少し移動して、水抜き工事のモデル地区を見学に来ました。
今でも観測事業が行われている場所です。


栃尾の擁壁
擁壁にたくさんの横ボーリングが。
水抜きが地下水位の低減にどのくらい効果があるかを検証しています。



湯けむり宿
夕方に十津川村まで移動し、いい感じの温泉宿に泊まりました。


赤谷の威容
二日目はメインの目的地、赤谷にやってきました。
深層崩壊から7年経ち、河道の砂防工事は進みましたが、崩壊面はまだそのままの姿を見せています。


コア
強風で雪もちらつき超寒いなか、
崩壊地の貴重なボーリングコアを業者さんに見せて頂きました。


モノレールGOGO
崩壊地の上部まで工事用モノレールで運んでもらいました。
傾斜は45°をゆうに超えています。


上から
崩壊地を上からのぞき見、思わず足がすくみます。
これからの大雨などで残った斜面が拡大崩壊する恐れががあるため、
今でも斜面変位の観測など警戒が進められています。


少ない集合写真
崩壊地の下で集合写真をパチリ。


吊り橋効果
帰りに「谷瀬の吊り橋」をちょっぴり観光。
お疲れ様でした。




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