2019年ゼミ旅行
2019年のゼミ旅行は、大分県の由布市湯平・中津市耶馬渓へ行きました。この年も何かと忙しく、肌寒くなってからの開催となりました。
ただ参加者は前回から大幅に増え、総勢13名の大所帯です。

飛行機で大分へ。有名な湯布院温泉の奥に目的地の湯平地区があります。
山あいの温泉地で、地盤が熱水変質を受け地すべり地域となっています。
対策を行っている業者さんに説明と案内をして頂きました。

地すべり地域に足を踏み入れ、観測設備を見学して回ります。
かなりの急傾斜地で歩くのも一苦労です。

小杉先生がのぞき込んでいるのは集水井です。前回も見ましたね。
このような巨大な井戸が斜面に何ヵ所も掘られ、連携して地下水を排水するシステムが構築されています。

斜面変位計です。地すべりによる斜面変形を、ワイヤーで感知しています。

この日宿泊した湯平温泉は、渋くていい雰囲気の温泉街です。
川べりに公衆浴場があったり。

日が暮れてくるとこんな感じに。
肌寒さも忘れ、浴衣と下駄で散歩したくなりますね。

二日目は中津市の耶馬渓へ向かいました。景勝地としても有名ですね。
一目八景と呼ばれる岩峰の前で記念撮影。

2019年4月に発生した崩壊地(梶ヶ原地区)を見学しました。
地震や降雨のようなきっかけ無しに突然崩壊したことから、テレビニュースでも注目を集めました。
すでに対策工事が進んでいます。

崩壊の要因についての結論は出ていませんが、地質・地形的な特徴に加え地下水の関わりが指摘されています。
地下水の水質も解明のカギとなります。周囲に点在する湧水の水質を測る調査を行いました。

途中から小雨もぱらつく中、崩壊地の周辺を歩き回りました。

調査が終わったら観光も。羅漢寺は断崖絶壁をくりぬいて建てられた本堂の迫力が凄く、必見です。
この中は写真撮影禁止ですので、ぜひ自分の目で確かめてください。

青の洞門の前で、記念撮影をもう一枚パチリ。
奥の川べりに、江戸時代に手彫りされたトンネルがあります。

最終日は中津市内を散策しました。
お疲れ様でした。