穂高砂防観測所

私達が「穂高」と呼び、慣れ親しんでいる観測地について紹介します。

新穂高からの風景


いわゆる「穂高」は、正確には岐阜県高山市 奥飛騨温泉郷 中尾という場所で、岐阜と長野の県境近くに位置します。 北アルプスの登山口「新穂高温泉」のすぐそばで、山ひとつ越えれば有名な観光地の「上高地」があり、非常に風光明媚な土地です。
ここに京都大学防災研究所 流域災害研究センターの砂防観測所が設置され、周辺の流域一帯で 長年にわたり土砂生産、土砂移動、土石流に関わる観測が続けられてきました。
(詳しくは観測所HPをご覧下さい)

多くの大学・研究機関が穂高で観測を行っており、内容は土砂関係以外にも、水文、水生生物…と多岐に亘ります。
当山地保全学研究室も観測所の多大なるご協力のもと、近年特に多くの研究を穂高で行っています。

ここでは、近年の当研究室の活動に絞って紹介したいと思います。


観測サイト紹介



観測所紹介

雪の観測所 11月には雪の中

砂防観測所の外観。かなり歴史のある建物です。
中に入るとまず縦横に並んだパソコンにモニター、謎の観測機器の山にインパクトを受けます。 まるで秘密組織の本部のようですが、すべて膨大な砂防観測データをモニタリングするための設備です。
特に、あちこちの流域のライブカメラ映像には驚く人も多いのではないでしょうか。
奥には居間、キッチン、寝室等があり、観測に来た学生はだいたい観測所に宿泊させていただきます。 本館の他にも離れの小屋や作業小屋、納屋、夏はお楽しみのBBQハウスまであります。


焼岳を望む 一日の終わり

観測所の周り一帯が温泉地で、道端からはもうもうと湯気が上がっています。
一日の作業を終えての温泉は、何より格別です。
この温泉のために、穂高にハマってしまう人もいるのではないでしょうか。
温泉からの帰り道、温泉の源である活火山・焼岳を眺めると、
ふと「穂高に帰ってきたな」という思いを抱かざるをえません。




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