パソ熱帯雨林のガス交換
NIES/FRIM/UPM熱帯林プロジェクト内の京都大学/森林総合研究所/マレーシア森林研究所合同研究チーム
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52mフラックスタワーでの観測研究

フラックスおよび微気象モニタリング (2002年9月から現在に至る)

樹冠上における二酸化炭素・水蒸気・熱交換フラックス(乱流変動法:オープンパス方式)
微気象各項目

放射各成分, 二酸化炭素濃度, 風速, 気温, 湿度
(タワー最上階, 各高度別, 林床)
雨, 土壌水分 他

■ データベース
樹冠上CO2交換・蒸発散7年間の変動 (Kosugi et al in press)
■ 樹冠上CO2交換 (03-05) (Kosugi et al 2008)
■ 樹冠上蒸発散 (03-05) (Takanashi et al 2010)
■ CO2・水蒸気・熱貯留フラックス (03-05) (Ohkubo et al 2008)
■ アジアフラックス他サイトとの比較解析 (Saigusa et al 2008, Hirata et al 2008)
■ 2003年フラックス連続観測の速報 (Takanashi et al 2005)
■ 樹冠上塩化メチルおよびイソプレンフラックス (Saito et al 2008)
■ ボーエン比法による潜熱フラックス(Tani et al 2003, Roberts et al 2005)
■ 降雨パターン (Noguchi et al 2003)
■ 乱流変動法CO2フラックスの最初の論文 (Ohtani et al 1997, Yasuda et al 2003)

植生指標モニタリング (2009年9月から現在に至る)

up- down- 分光放射計
フェノロジーカメラ

■異なる気候区にあるタワーサイト間のPRI比較 (Nakaji et al)


 

アルミニウム製樹冠回廊(キャノピーウォークウェイ)での観測研究

個葉スケールでのガス交換観測

■不均一な気孔閉鎖の実態と、それが個葉スケールでの光合成に与える影響についての研究 (Takanashi et al 2006, Kosugi et al 2009, Kamakura et al 2011)
■不均一な気孔閉鎖は樹冠の光合成にどの程度影響を与えているか (Kamakura et al)
■個葉からのメタンフラックス (Kamakura et al in press)
■個葉からのBVOC(生物起源揮発性炭素)フラックス (Okumura et al)
■植物の水利用様式 (Fukui et al)

■個葉ガス交換特性の鉛直分布 (Kosugi et al)
■多層モデルを用いた解析 (Takanashi et al)

 

「プロット1」(あるいは「6haプロット」)での観測研究

土壌フラックス・遮断降雨などの時空間分布

■遮断通過降雨の時空間分布 (Konishi et al 2006)
■50mプロット(×)での土壌呼吸の時空間分布 (Kosugi et al 2007)
■プロット1(×) での土壌からのCO2/CH4/N2Oフラックス (Itoh et al)
■プロット1での土壌水分および土壌物理特性の空間分布 (Noguchi et al)

*「6haプロット」(図の外枠)は森林総合研究所の研究チームが長年炭素蓄積量の調査を行っているプロットで、その起源はIBPの調査にさかのぼります。タワーサイトはこの6haプロットの中に設置されています。「プロット1」(6haプロット内の太線枠)はマレーシア森林局FRIMが植生調査を行っている2haのサイトです。

 

ステーションプロットでの観測研究

■降雨量モニタリング (1995年から現在に至る、ステーションの露場にて)

生態系呼吸各パーツ、根バイオマスの分布、土壌特性等の集中観測キャンペーン(2010年2月)

■疎根および細根の根呼吸 (Makita et al)
■葉・枝・幹・疎根・細根各部位呼吸の比較 (Dannoura et al)
■葉呼吸鉛直分布および電子伝達速度・LMAとの関係 (Takanashi et al)
  
■疎根・細根のバイオマス (Niiyama et al, Yamashita et al)
■土壌物理特性の鉛直分布 (Noguchi et al)

■13Cおよび18O安定同位体を用いた吸水深度の特定 (Haruta et al)
■枯死木(CWD)分解とCO2放出実験 (Majima et al)
■自動カメラによるCWD分解の観察 (Nakaji et al)


 
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